3.園芸作業は土作りから
3-5.花壇の土づくり
苗を植えたり、タネをまいた草花がきれいな花を咲かせるかどうかは、花壇の土づくりにかかっています。花壇では、植物が地下から水や養分を吸い上げているので、鉢植えほどこまめに肥料分を調整できないので、最初にしっかりと排水力、保水力、肥料分に富んだ土づくりをすることが大事です。
円形の花壇をつくる
① ショベルで深さ30㎝ほど土を掘り起こす。
② 1㎝ほどの粗めのふるいを使い、土中の小石や古い根などを取り除く。
③ 石灰を1㎡当たり100~200g、全面にまき、ショベルで土とよく混ぜる。
④ 石灰を散布してから1~2週間後に、堆肥を1㎡当たり2~3㎏まき、土によくまぜる。
⑤ レーキで表面をならしてレンガで縁取り、草花を植え込む。
すでに花壇として草花を育てている場所も、降雨のたびに土が固まり、通気が悪くなって根が伸びにくくなる。苗を植え替えるたびに堆肥などの有機物をすき込んで土のリフレッシュを図る。また、雨や水やりなどで酸性に傾くことが多いので、pHを調べ、酸性にかたよっていたら、苦土石灰を混ぜ込んでおく。