4.基本のタネまきと植え付け作業
4-5.花壇にポット苗を植える
手軽に花づくりを楽しむには、園芸店に出回るポット苗を求めて花壇に植えるといいですが、何をどのように植えるか迷ったときは、花色や草丈を統一したり、しなやかな草花でナチュラルな雰囲気を出すなど、花壇のテーマを決めると、植える種類や花色もおのずと決まります。
株間は、花が咲いたときの草丈が低いものなら15~20㎝、高く育つものは30~50㎝、株がこんもり育つものは20~25㎝くらいが適切です。なお、奥から手前に苗を植えていくと、先に植えた株を傷めず、楽に作業ができます。
初夏から秋まで楽しめる花壇
① 育つ大きさを考えて株間を取り、ポット苗を土の上に置いて全体の感じやバランスを確認する。
② 配置した苗を奥から手前に、順に植えていく。
・苗の植えつけ
① 株間を30㎝とって苗(モモバギキョウ)を配置する。
② 移植ゴテで根鉢と同じ高さの穴を掘る。
③ 緩効性の化成肥料を入れて土とよく混ぜる。
④ 根鉢を崩さないようにポットを外す。
⑤ 白い根が根鉢を覆っていたら、根鉢を少し崩して傷んだ根をはがしておく。
⑥ 植え穴に苗を入れ、地面の高さと根鉢の表面が同じ高さになるように植える。
⑦ 株元に土を寄せて上から軽く手で押さえ、株を安定させる。
⑧ 表面から15cmくらいまでの深さまで水がしみこむようにたっぷり水をやる。
・植える深さ
苗は浅植えでも深植えでも根つきが悪い。根鉢と土の表面の高さが同じになるように植える。