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毎日の手入れと管理をご紹介します。このページでは姿を整え、大きな花を咲かせる芽かきと芽摘みについてご紹介しています。
5.毎日の手入れと管理
5-11.姿を整え、大きな花を咲かせる芽かきと芽摘み
「芽かき」とは不要な芽をかき取ることで、「摘芽」ともいい、通常はわき芽で行います。摘心とは正反対の作業で、大きな花を咲かせたり、良質の果実や野菜を収穫するために欠かせません。
また、新芽部分を取り去る「芽摘み」という作業もあります。芽摘みには、株全体の芽をすべて摘み取る場合と、弱い芽、あるいは強い芽だけを摘む場合があり、樹形の乱れを防ぎ株の勢力を均一にしたり、開花時期を揃えたりします。
1)大ギク
作業適期 9月下旬~10月下旬
①9月下旬ころに、中心のつぼみ(芯蕾)とその下のわき芽のつぼみ(側蕾)2個を残して、ほかのつぼみは取り除く。
②10月上旬ころ、芯蕾と側蕾1個を残す。
③10月中、下旬ころ、芯蕾1個だけにする。
2)ボタンの芽かき
作業適期 6月
枝の先の方に花芽をつける性質があリ、放っておくとひょろひょろと高くなるので、株元に近い芽を2、3芽ほど残して、上部の葉のわきについた芽はすべてかき取る。
3)シンビジウムの芽かき
作業適期 3月
春、花が終わると新芽が次々と出る。バルブ1個に勢いのある芽を1本ずつ残し、ほかは根元から手でかき取る。秋になって花芽と一緒に出る葉芽もすべてかき取る。
4)サフランの芽摘み
作業適期 8~9月
クロッカスやサフランなど、小さな芽には花が咲かないので、球根のわきから出ている余分な芽をかき取ってから植え付ける。
5)シャコバサボテンの芽摘み
作業適期 10月
すべての枝(茎節)の先に花を咲かせるには、秋に芽摘みをする。先端の赤みを帯びた1㎝未満の茎節には花芽ができないため、小さな茎節をすべて摘み取ると花芽が揃ってつき、一斉に花を咲かせる。
6)トマトのわき芽かき
作業適期 5月中旬
葉の付け根から伸びてくるわき芽はすべて摘む。余分な枝が出ないため、すっきりした草姿になるとともに、実に養分を集中させることができる。
7)ジャガイモの芽かき
作業適期 芽が10㎝伸びたら
強い芽を1~2本残して弱い芽を抜き取る。芽の数を少なくすると、残ったイモが大きく育つ。
8)接木の台木の芽摘み
作業適期 随時
モモなどの接木された果樹の台木から出る芽は、すべて小さなうちに摘み取っておく。
姿を整え、大きな花を咲かせる芽かきと芽摘みについてご紹介しています。
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