育てている植物(ここではナスタチューム)。
*ほか、液体肥料「花工場原液」、ハサミ、ジョウロ
4月にタネをまいて育てた植物は、大きく育っていますか? 暑い夏本番を間近に控えたこの時期に、植物をリフレッシュさせておきましょう。
その1:生育中の植物のお手入れ
Process 1
育てている植物が、こんなに大きくなりました。置き場所が変わると、ボリュームがよくわかります。
Process 2
よく見てみると、不規則な線が入った葉がありました。これはハモグリバエの幼虫が葉の中を食い進んでいる跡で、中心から少し上の薄く茶色い点が、幼虫です。葉の上から爪で押して潰しておきましょう。
Process 3
枯れた花がついていました。放置するとカビが生えたり、その後の成長期間が短くなる可能性があります。花がついている茎のつけ根でカットしておきましょう。
Process 4
よく見ると、枯れた葉もあります。枯れた葉も、葉がついた茎のつけ根で切っておきます。
Process5
茎先に丸い玉のようなものがついていました。これはナスタチウムの実で、咲き終わった花を放置するとこのような実になります。食べるとワサビのようなぴりっとした風味がありますよ。成長期後半なら実をつけさせてみるのもよいでしょう。
Process 6
大きく育った全体像です。少しだらしなく見えるので、茎を切ってさっぱりさせましょう。この作業を「切り戻し」といいます。
茎の途中で枝分かれした部分を切ります。
茎の途中から太い芽が出ていたら、そのつけ根で切ります。
すっきり整理された株になりました。
Process 7
成長が悪かったり、切り戻した株には、規定の倍率に薄めた液体肥料「花工場原液」を施し、その後の成長を促します。
この後は?
土の表面が乾いたら、底穴から流れ出るまでたっぷり水やりをします。暑い夏の間は、午前中だけ、あるいは木もれ日程度の日が当たる場所に移動させ、風通しよく過ごさせると、植物が傷むのを防げます。
「液体肥料 花工場原液(容量 480ml・800ml・1200ml)」
液体肥料「花工場原液」
植物は、土に含まれる養分を根から吸収し、成長しています。もし、土の養分が足りなかったら、植物はすくすくは育たず、花を咲かせることができません。植物の生長を支えるために与える養分。それが肥料の役割です。春は、植物が大きく生長する時期でもあります。しっかり肥料を与えて、元気な植物を育てましょう。
その2:ハンギングバスケットのお手入れは?
暑い夏、特にハンギングバスケットの土は乾きやすく、植物がしおれてしまうことがあります。土が乾き切る前に、水を朝夕、たっぷり与えましょう。ウッドチップや水ゴケなどで覆い、乾き過ぎるのを予防してもよいでしょう。