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葉ネギの育て方~種からの栽培で押さえておきたい3つのコツ~

青ネギ・万能ネギとも呼ばれ、料理の彩りや薬味に欠かせない葉ネギ(ヒガンバナ科)。

栽培期間も短く、小さなスペースでも育てることができるため、家庭菜園が初めての方にもピッタリの野菜です。

本記事では、葉ネギを種から育てるコツをご紹介します。

葉ネギとは

葉ネギとは、ヒガンバナ科ネギ属の植物です。

害虫や病気も少ないため、初心者でも簡単に育てることができます。

炒め物やお吸い物など、さまざまな料理に使われています。

ビタミンやカロテン・ミネラルなどの栄養が豊富で、食材として取り入れることで整腸作用や疲労回復、血行促進などの効果があるとされています。

葉ネギを植えるタイミングと土づくり

葉ネギを育てる方法には、種を直接土にまく「直播(じかまき)栽培」と、苗を植え付ける「移植栽培」とがありますが、初心者におすすめなのが、植え替えの手間がかからない直播栽培です。

長ネギ(根深ネギ)と違って、葉鞘部を白く長く育てるためにしっかり土寄せする必要がないため、露地栽培でもプランター栽培でも簡単に育てることができますが、酸性土を嫌うので、植える前に土づくりをする必要があります。

※土壌酸度(pH)をチェックする際は「アースチェック液

<葉ネギを植えるタイミング>

種をまいてから収穫できるまでは大体2ヵ月半ほど。生育の適温が15℃から25℃なので、種まきは、春まきなら3月下旬~4月中旬、夏まきなら7月~9月中旬が適期となります。

<葉ネギを育てるための土づくり>

 畑で育てる場合 

種まきの2週間前に1m²当たり100gの苦土石灰をよくすきこみ、1週間前に1m²当たり堆肥2kgと粒状肥料200gを散布してしっかり耕します。
耕した土で幅60cm、高さ10cmの畝を作りましょう。 

 

プランター栽培の場合 

プランターの底に鉢底石を入れ、プランターの8分目程度に土を入れます。プランターに植える場合は、市販の野菜の培養土を使うと手軽に準備することができます。 

使用するプランターは、3、4株を植える場合には小型のものを、それ以上の株を植えるなら標準タイプのものを準備するといいでしょう。 

葉ネギは根を深く張る植物ではないため、15cm程度の深さがあれば十分です。 

葉ネギを種から育てる際に押さえておきたい3つのコツ

土づくりを終えたら、いよいよ種をまいていきます。

条間を20cmとってすじまきし、3~5mmほど土を被せて上からしっかり押さえます。

1週間から10日ほどしたら発芽しますが、種まきから収穫までに押さえておきたいのが

①発芽まで土を乾かさないように注意する
②成長に応じて間引きと追肥を
③根元を残しておけば何度か収穫できる


ということ。

 

1つずつ見ていきましょう。

①発芽まで土を乾かさないように注意する

葉ネギの種をまいた後に気を付けたいのが、発芽まで土を乾かさないようにすること。
種をまいた際はもちろん、種をまいたあとも、植えた土の状態を見ながら水やりをしましょう。


畑で育てる場合

土に十分水分が含まれているため、基本的に水やりをする必要はありませんが、降雨が少なく地面が乾いている場合は、朝の涼しい時間帯に水をたっぷりと与えてください。


プランター栽培の場合

土の表面が乾いたときに、プランターの底から水が出てくるまで水を与えましょう。
ただし、葉ネギは過湿にも弱いため、水やりのしすぎにも注意が必要です。

また、ネギは嫌光性種子なので、太陽光が当たりすぎると発芽しにくくなります。露地植えした畝は不織布や稲わらでカバーすると、乾燥を防ぎながら発芽を促すことができます。

②成長に応じて間引きと追肥を

発芽したら成長に応じて間引きをしていきます。

葉ネギの場合、種まきから収穫までに間引きする回数は2回。

1回目は草丈が7cm程度になった頃。株の間が1.5cm程度になるように間引きします。

そして、2回目は草丈が10cm程度になった頃。株の間が3~5cm程度になるよう間引きをして育てていきます。

また、追肥は月に1回、1平方メートルあたり約30gの化成肥料または液体肥料を適量与えます。追肥と同時に、株元がぐらつかない程度に軽く土寄せしておきます。

肥料過多になると病気が発生しやすくなるので、肥料のやりすぎには注意してください。

③根元を残しておけば、何度か収穫できる!

 葉ネギの草丈が30〜40cmになったら、収穫のタイミングです。 

株ごと抜き取ってもよいですが、株元を3㎝ほど残してハサミで切り取ると、新芽がのびてきて数回にわたり収穫ができます。 

株元を残して収穫する際は、しっかりと追肥をすることが大切です。 

 葉ネギの育て方を調べる

自分で育てればいつでも新鮮な葉ネギを収穫

小さなスペースで手軽に栽培することができる葉ネギ。

一度収穫しても、新芽がのびて繰り返し収穫できるので、必要な時に新鮮な葉ネギを味わうことができます。

 本記事でご紹介したコツを押さえて、ぜひ葉ネギの栽培に挑戦してみてください! 

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