バジルの上手な育て方～収穫量を増やすコツは〇〇すること～

パスタやピザ、サラダやソースなど、さまざまな料理に使われるシソ科のハーブであるバジル。

抗酸化作用のあるビタミンEやβカロテン、鉄やマグネシウム、ミネラルなどの栄養が豊富に含まれていて、その香り成分であるオイゲノールやリナロールなどによる食欲増進効果があるとされています。

種からでも苗からでも育てやすいので、初心者にも人気のハーブです。そのバジルの収穫時期は6月中旬〜10月上旬のまさに「今！」。

本記事では、バジルを育てる際に押さえておきたいポイントと、バジルの収穫量がアップする簡単テクニックについてご紹介します。

ぜひ参考にしてくださいね。

バジルは風通しが良く、日当たりのいい場所を好みます。ただし、強い日差しや乾燥には弱いため、西日が当たる場所は避けるのが〇。

鉢植えの場合
日当たりはいいけれど、強い西日が当たらない場所に移動させましょう。

地植えの場合
日差しが強すぎない場所を選んで植えるようにしましょう。

トマトやナスなどの夏野菜の近くに植えると、お互いの生育を助け、害虫被害も減らすことができます。組み合わせて植えるのもおすすめです。

一般的に植物の栽培では、肥料をたっぷり与えると葉っぱが硬くなります。そのため、葉っぱを食べる植物に肥料を与える際は、「与えすぎない」ことが重要となります。

ですが、バジルは肥料をたっぷり与えても問題ない植物の1つ。

もし肥料切れになると、下の葉から変色して枯れてしまいます。下の葉が変色し始めたら、肥料をたっぷりと与えてください。

とはいえ、肥料を与えすぎると根が傷んでしまうことも。適量を守って与えるようにしましょう。

前述した通り、バジルを育てる際に肥料切れは厳禁です。収穫がスタートしたら、2、3ヵ月に一度を目安に、粒状肥料を適量追肥しましょう。

追肥とあわせて軽く土寄せしておくと、株のふらつきと雑草の繁茂を抑えることができます。


※バジルの追肥に最適！「マイガーデンベジフル」

バジルは、乾燥に弱い植物。そのため、水切れを起こさないことが重要です。

4月〜6月の時期に種や苗を植えて、6月〜10月に収穫なので、暑く乾燥する時期に収穫を迎えます。水切れを起こさないよう、朝夕の涼しい時間にたっぷりと水やりをしましょう。

ただし、水をやりすぎると根を傷めてしまう原因に。

水やりするかどうか悩んだときは、土の表面を触って、乾燥しているのか湿り気があるのかを確認して、判断してください。

根元にマルチングをして乾燥を防ぐ方法も効果的です。

バジルは熱帯アジアが原産地のため、暑い時期でもぐんぐん伸びます。手を加えず、自然のまま伸びるのに任せていると、7月後半〜8月には花が咲き始めます。

それでも問題は無いのですが、何もせずに伸ばしていると、背が高くなって倒れやすくなることも。これを防ぎ、収穫量を増やすためには「摘心」を行いましょう。

摘心とは、一番上の葉を茎ごと摘み取ること。これにより、わき芽が発生して枝葉が増えるため、より多く収穫することができます。

背丈が20cmを超えてきたら、ぜひ摘心して下さい。

成長したバジルの徒長を防ぎ、収穫量を増やすことができる「摘心」ですが、この摘心した芽は、挿し芽することでさらに育てることができます。

挿し芽の方法は、下記の2通り。

● 土に摘心した芽を挿して、乾燥しないように水やりをする方法
● 水に挿して、根が伸びてきてから土に植え替える方法

どちらも簡単ですが、根が出るまでは弱いため、日光が直接当たらない場所で育てましょう。

バジルが育つと、花芽がつくようになります。花芽を摘心せずに花を咲かせると、種ができた後に急に元気がなくなり枯れてしまいます。

バジルの花は咲いたら穂ごとカットする、というのがバジルの葉を収穫し続けるためのポイントです。

ちなみに、バジルの花はエディブルフラワー（食用できる花）なので、収穫したあとは料理などに使用できます。

バジルの育て方を調べる 

バジルは寒さに弱いので、秋になって気温が下がると、葉が黒くなって枯れてしまいます。

枯れてしまうと、せっかく育った葉も食べられません。寒くなる前に早めに葉を収穫して、冷凍または乾燥させて保存するのがおすすめです。

βカロテンやビタミンEが豊富な健康野菜で、古代ギリシャでは「王家の薬草」と呼ばれていたとされる「バジル」。

育て方は簡単で、必要なときに必要な分だけ収穫でき、花まで食べることもできるため、食卓がより華やかになること間違いなし！

本記事で紹介した内容を参考に、たくさんのバジルを収穫してみてくださいね。

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