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【バラのお手入れ】休眠期の2月には「冬剪定」と「根力(ねぢから)強化」を!
寒さが少しずつ和らぎ暖かくなるにつれ、バラも春の開花に向けて活動を始めます。
新芽が膨らむ前に、休眠期にしておきたいお手入れを済ませましょう!
特に、冬剪定がまだの方は、ぜひすぐにお手入れを。
本記事では、冬剪定のおさらいと、活力剤を用いてバラの「根力(ねぢから)」を強めるテクニックをご紹介します。 ぜひご一読くださいね。
冬剪定を2月10日頃までに終わらせておく理由は?
冬の休眠期の大事なお手入れといえば、「冬剪定」。
バラは、放置すると上へ上へと枝を伸ばし、その先端に花をつける性質があります。剪定することにより、株の高さを人の鑑賞ポイントと同じ位置にすることができます。
また、古い枝や不要な枝を剪定することで、冬の間に蓄えた栄養が効率よく必要な枝や新芽に行き渡るようにする効果も。
残した健康な枝に日がよく当たり、風通しも良好になるため、株をリフレッシュさせることができ、春になってたくさんの花を咲かせることが期待できます。
暖かくなるにつれてバラが休眠期から目覚めはじめ、休眠期中に根にためた栄養を枝へ移動させるので、冬剪定は2月10日頃までに終わらせた方がいいとされています。
冬剪定のタイミングを逃すと、バラが新芽のために蓄えた栄養が根から枝へ移動してしまい、その栄養を枝ごとカットしてしまうことに。
時期を逃さず冬剪定を終わらせることが大切です。
2月10日頃に剪定すると、5月10日頃のベストシーズンに、バラの開花が見込めます。
冬剪定のポイントと方法
ポイントは、「バッサリ切ること」。
「深く剪定するのは怖い」という方も多いのですが、しっかり剪定することで樹形も整い、よい新芽が発生します。
もし切りすぎてしまっても、必要な場所で再剪定することで復活するので問題ありません。
冬剪定の方法
木立性のバラとつるバラとで異なります。
木立性バラ
株全体の1/2程度を残すことを目安に、しっかり切り戻しましょう。
栄養を蓄えた太い枝を残し、枯れ込んだ枝や細くて弱い枝、株の中心に向かう枝などを思い切ってカットしていきます。2年以上前の枝や不必要なシュートも切ってください。
枝を切る際は、外芽の5mm程上をやや斜めに切るようにしましょう。そうすることで、外に枝が伸び、枝が混み合う状態になるのを避けることができます。
つるバラ
浅めに、株を整える程度に剪定するのがポイントです。剪定と同時に誘引して樹形を整えましょう。
なお、剪定したバラの切り口には、殺菌剤を塗っておくと安心です。
剪定と同時に「ハダニ」の駆除も行いましょう。
ハダニの卵は、バラの株元のささくれた部分で越冬している可能性が高いです。ハダニの駆除ができる薬剤散布をしておくといいでしょう。
※バラの切口の殺菌には「トップジンMペースト」
※ハダニの卵にも効く「ベニカナチュラルスプレー」
活力剤を使って活動初期の根力(ねぢから)強化!
バラは、地上部より先に根から活動を始めますが、この活動初期に欠かせないのが、バラの活力剤を与えて「根力」を付けること。
冬といえば春の開花に向けて寒肥を与える時期です。が、根力のない(根に元気がない)状態で肥料を与えて土中の肥料濃度が高まることは、根に負担をかけることになりかねません。
したがって、寒肥の前にバラ専用の活力剤を与えて、根力を付けるようにしましょう。
一般に冬に与える寒肥として化成肥料は適しません。寒いと植物自身の生育が緩やかになるので、しっかり効く化成肥料では効き過ぎてしまい逆に根に負担をかけることになります。
寒肥には、暖かくなって土壌微生物による分解を受けてから緩やかに効き始める有機質肥料が適しています。併せて、この時期与えるとしたら活力剤がおすすめです。活力剤には植物の生育を支える様々な生理機能を整え、改善する働きがあります。
この時期、寒肥と活力剤を上手く活用することで
根力を高め、株が充実すれば、春の開花に向けた準備はバッチリです!
※バラの活力剤の決定版!「マイローズばらの活力液DX」
鉢バラの植え替えタイミングも休眠期の今!
鉢に植えたバラの植え替えも、休眠中の2月のうちに。
バラが1年育った鉢の中の土は、養分や水分が吸い上げられている状態になっています。そのため、キレイな花を咲かせるためには、土を入れ替えて、養分や水分がしっかり含まれている状態にすることが重要です。
植え替えをすることで、鉢の中の根の状態を確認したり、土中に潜むコガネムシの幼虫を駆除したりすることもできます。
鉢の中の根の状態を確認するときは、根頭がん腫病などの病気ができていないかどうかをチェックし、病気が発生していたらその対応を。
そして、鉢の中に根がびっしり回っていたら、根を切り詰めて一回り大きな鉢に植え替えるようにしましょう。
休眠期は春の開花に備えたお手入れを
バラの休眠期は、ロザリアンにとっての繁忙期です。
春の開花に備えて、剪定や薬剤の塗布、活力剤を与える、鉢の植え替え等々、バラが喜ぶ作業をしっかり行ってくださいね。
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