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おつまみや料理の付け合わせなど、バリエーションの多いエダマメ。
意外と簡単に育てることができ、「家庭菜園で育てれば、一味違う!」と人気の野菜。ですが、収穫のタイミングを間違えると、美味しさを逃してしまうことも。
そこで、本記事ではエダマメの収穫に関して皆様から寄せられる疑問をまとめました。
豊富な栄養素をしっかり摂れるレシピもあわせてご紹介するので、
ぜひ参考にしてください。
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A)開花から、約30~40日後が収穫の適期です。
エダマメは、早生種・中生種・晩生種の3種に分類され、その種類によって収穫時期が異なります。
・早生種は、4月〜5月に苗を植え、収穫期は6月〜7月の下旬頃。
・中生種は、5月〜6月に苗を植え、収穫期は7月〜8月頃。
・晩生種は、6月に苗を植え、収穫期は9月〜10月頃。
A)エダマメのサヤがぷっくりと膨らみ、サヤを押すと豆が飛び出すぐらいになったら採り時です。
なるべく大きくなってから収穫したい、と思う方もいるかもしれませんが、エダマメは最終的に大豆になるもの。
収穫適期は3~5日と短く、時期を逃すと固くなります。タイミングを逃さず収穫してくださいね。
太ったサヤのみ収穫するのもよいですが、ごっそり株ごと引き抜くとカンタンです。
A)多くの野菜は、夜に水分を蓄えるため朝が最もみずみずしいと言われます。エダマメも、鮮度が良いものを食べたいなら朝に収穫するのが望ましいです。
ただし、うまみ成分がたっぷりのものを食べたいなら、朝採りよりも正午〜夕方、特に日没あたりのタイミングにかけて収穫するのが◎。
エダマメのうまみ・甘みのベースとなるアラニンやショ糖の含有量が、日が沈む頃にピークを迎え、うまみ成分のグルタミン酸も、正午に収穫したエダマメが最も含有量が多いとされているためです。
なぜ、うまみ成分や甘み成分が午後から日没にかけて増えるのでしょうか?これは、それらの成分は光合成で増えるから。
なので、日中の日差しをしっかり浴びて養分を蓄えたものが一番うまみが乗っています。
ただし、正午〜夕方にかけて収穫したものは日持ちがしません。朝〜収穫するまでの間に水分が抜けてしまうからです。
そのため、エダマメは日没に収穫し、すぐにゆで上げて夜の食卓へ...というコースが理想的といえます。
A)エダマメは収穫したときから、鮮度が落ちていきます。そのまま保存していると、糖分の分解が進み、風味も劣化します。生の状態で日持ちする期間は2~3日です。
したがって、収穫したらすぐにゆでてしまうか、冷凍保存してください。
なお、ゆでてから冷凍保存するより、生のままの方が美味しさを保てます。
その場合は、エダマメを枝から外してよく洗った後にしっかり水気を切り、冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫へ。食べるときも、凍ったままゆでられるのでお手軽です。
ゆでてから冷凍保存したい場合は、エダマメをゆでたあとに粗熱をとり、さやから実を取り出し、密閉して冷凍庫へ。
ちなみに、レンジで加熱すると栄養分が流出することなく糖度が増します。ぜひ活用してみてください。
※エダマメの育て方はこちら
たんぱく質やイソフラボン、鉄分やメチオニン、ビタミンBやカリウムといった栄養素を含み、食べることで夏バテの防止や疲労回復などの効果が得られるエダマメ。
定番の食べ方といえば塩ゆでですが、今回ご紹介するのは、エダマメの栄養分を簡単にしっかり摂ることができる「焼きエダマメ」です。
【材料 】
● エダマメ
● オリーブオイル
● 塩
【作り方】
1.エダマメを塩水でしっかり揉み洗いして産毛を取り除き、流水で洗って水気を切ります。
2.味付け用の塩を混ぜたオリーブオイルをフライパンに薄く引き、エダマメを重ならないように入れて蓋をし、強火にかけます。
3.音がしたら弱火に変えて約7分蒸し焼きに。
4.蓋を取り、こげないように注意しながらさらに約5分焼き、最後にオリーブオイルを回しかけて完成です。
水分が蒸発することで甘みが増すので、ぜひ作ってみてください。
夏を代表する野菜の1つであるエダマメ。
簡単に育てることができるので初心者にもおすすめですが、収穫時期が短く、収穫後はうまみや甘みが落ちやすい、鮮度が大事な野菜です。
本記事の内容を参考に、収穫適期を逃さず、美味しく食べてくださいね。
今が旬のエダマメ~収穫のタイミングはいつ?美味しさを保つ保存方法と簡単レシピのご紹介~園芸知っトク情報のページです。
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