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2016年 花と緑の復興支援プロジェクト園芸活動メッセージ

岩手県 久慈市立小袖小学校(くじしりつこそでしょうがっこう)
「輝く小袖っ子の思いを花に託して!笑顔と花を届けます!」


3年生女子の笑顔が素敵です。育てた小松菜やミズ
ナを食べられる日が来ました!


小袖小学校3・4年生8名です。待ちに待った野菜が食べられる日です。おいしい!

当地は、東日本大震災により、漁村関連施設への被害が甚大でした。まさに、復興の途上にあります。 そんな地域の方々に「笑顔と希望」を届ける活動ができることをうれしく思います。

本校は、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県久慈市小袖地区にある小規模複式の小さな小学校です。
小学校は、平成25年NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台になった小袖海岸を有しています。
リアス式の海岸線が入り組み、平地の少ない土地であるからこそ、学校花壇などで地域のみなさんの心を癒し、勇気付けることにつながればと、花壇・農園・農場などの環境整備を図る活動を学校活動の重点にしています。

当地は岩手県の北三陸に位置し、「やませ」と呼ばれる冷たい風が海流にのって陸地に吹いてきます。
暑い夏の日と思っても、急激に寒くなるため、温度管理、強風対策などを考えて作物を植えなければならないことが最も苦労する点です。

児童数が28名と少ないため、地域のおばあちゃん方に農園協力隊としてご協力いただいています。
ボランティアの協力隊組織の先生はそのおばあちゃん方。学校が地域と連携しながら、植物を通して生命の大切さと力強さを再確認しつつ学習を展開するすばらしさを実感しています。
しかし、意外と、子ども達は、継続的に園芸活動の意義を考えることはありません。

園芸活動のスローガンが常時提示されることにより、活動を行った人や地域で花を見るたびに、その意図が伝わると良いな、と思います。

校内の農園は、土が赤土であり、土地がやせているのが悩みです。海近くのため、砂を含んだ土壌であることが多く、 毎年腐葉土などを加えていく必要があり、その費用が園芸活動に占める割合が多いことが悩みです。
花壇の土も少なくなったり、やせてくるので土壌改良が必要であることは課題のひとつです。

今回のプロジェクト参加により、土地改良や植物の育成に適した肥料の使用を行っていきたいと思っています。
植栽の状況に合わせて定期的に肥料で栄養を与えていきたいので、大いに期待しているところです。

園芸は、公共の場所のいろどりになるだけでなく、地域復興の早期実現や植物のいやし効果など、今後も大切に続けていきたい活動です。
地域の方々に喜んでいただくことをはげみに、全校28名の笑顔と花々が美しく咲くように、学校花壇などの環境整備活動をこれからも積極的に行っていきます。


花壇&菜園などで栽培している植物

花:サフィニア・マックス、サンパチェンス、ジャンボひまわり、芝桜など。
野菜:サツマイモ、ジャガイモ、キュウリ、ミニトマト、キャベツなど。

岩手県 大船渡市 おおふなと夢商店街 「仮設商店街に彩りを!」


みんなで植え替え作業をしているところです。


夏はサフィニアも元気に咲いていました。


天気のいい日は商店街のウッドデッキで一休み。

被災した商店街の商店主・従業員たちで仮設の商店街が彩りと癒しの空間になるよう花を育てています。

震災から5年が経ちましたが、復興計画がなかなか進まず、仮設商店街での活動もまだ続きそうです。まわりではかさあげ工事が進んでいて、通行止めなども多く、利便性が悪いせいか商店街へ訪れるお客様も段々と減ってきています。花が少しでも多くの方に足を運んでもらえるきっかけになればいいなと思います。

花は、それがきっかけで話が弾んだり、訪れるお客様の笑顔を見ることができますし、育てることで生きがいにもつながり、育てる側にも見る側にもよい影響があると思います。みんなでワイワイ言いながら植え込み作業などを行うことで、震災前にはなかった他店の店主や従業員間のコミュニケーション作りにも役立っています。公共の場所のいろどりになるほか、作業のやりがいや植物のいやし効果も園芸活動の目的や魅力のひとつです。

おおふなと夢商店街は、仮設店舗のため、プランターや鉢だけでの植え込みになりますが季節によって色々な花を植えています。当初は某所からご支援頂いたパンジーだけでしたが、年々色々な種類を増やして、1年草を季節ごとに植え替えたりバラや宿根草なども増やしています。
冬はクリスマスローズ、春はパンジー・ビオラ・葉牡丹、チューリップなど、夏はマリーゴールドやサフィニア、朝顔、日々草などを育てています。その他にもバラなども育てています。
プランターや鉢にしか植えられないので、毎年植え替えするようにしています。イベントなどにあわせて置き場所を変えたり、終わった花は植え替えるなどして、いつも綺麗に見えるようにしています。

困っていることとしては、店主や従業員の高齢化が進んでいて、日々の水遣りや植え替えなどの作業が少し大変です。

いただいた固形肥料は植え替え時と追肥に、液体肥料は週1~2回水遣りに混ぜてやっています。

まだまだ復興は道半ばですが、花と笑顔があふれるおおふなと夢商店街にみなさんでぜひ遊びにきてけらっせん^^/(きてください)!

花壇&菜園などで栽培している植物

クリスマスローズ、パンジー、ビオラ、葉牡丹、チューリップ、マリーゴールド、サフィニア、朝顔、日々草、バラなど

宮城県 石巻市アイトピア通り商店街
「震災から5年が経ち、街にマンションが建ちました。新しい住民をお花でおもてなし」


町内のマドンナ82歳の須籐さん、自宅前の花壇を
毎日手入れし私達の良き協力者です


町内で一番華やかな花壇です、肥料が良いので
綺麗に咲きました


いただいた野菜の種を空き地の畑に蒔いてみたと
ころ発芽しました。成長が楽しみです

石巻市アイトピア商店街の中や、石巻市アイトピア通りの街路樹とそのまわりの花壇で園芸活動を行っています。公共のいろどりにしたり、植物による癒しを皆さんと共有するため、町内約15カ所の花壇に、商店街にかかわる方々やご近所さんなど約30名で活動しています。

石巻市が管理している町内の街路樹の脇に、花壇として草花を植えて、町内の通りを明るくしています。 高い花が買えないので、春は水仙、その後はペチュニア、コスモス等なるべく長く咲く花を買い求めて育てています。昨年いただいた肥料をまいて花々を育てたところ、前年より格段に色つやが良く育ったので、他所から石巻市内に来てくれた人を、今年も幾らかでも花でおもてなししたいと考えております。

プランターでは水やりなどの管理が大変なので、花壇に直接植えています。街路樹の脇なので土を深く掘ることができないことに困りますが、なるべく綺麗にできるように心がけています。

いただいた肥料は、花壇の前の各家庭に配り、使用していただくことにしました。肥料や種は、住民相互の交流を図り、明るい街づくりに活用させていただきます。

復興マンションが近くにできてきましたので、そのマンションに住む方々を花で癒してあげたいです。 石巻市アイトピア通り住民は、お花で新しい住民とともに復興に向けて頑張っていきます。

花壇&菜園などで栽培している植物

花:水仙、ペチュニア、コスモス、ひまわりなど   野菜:こまつな、水菜、リーフレタスなど

福島県 小高「浮舟城花まち」(うきふねじょうかまち)プロジェクト


駅前通り、および小高区役所周辺


花植前の固形肥料播き


小高区役所前


南相馬市、桜井市長のあいさつ


肥料の散布


肥料の散布


ボランティアセンター前の花壇に送られてきた
肥料と花の種まき

東日本大震災後、「避難指示解除準備区域」の南相馬市原町区の一部、並びに小高区内において、小高区役所の要望もあり、社協ボランティアグループのメンバーが、活動時間の一部を割いて、荒廃した小高川堤防の草苅を始めました。

公共の場所のいろどりにするとともに復興の早期実現を目指した園芸活動の参加者は、被災者ご自身および地域のボランティア、復興支援ボランティアから構成され、年に延べ2万人が共に活動をしています。商店街の中 (駅前通り商店街)、JR小高駅前通りの街路樹まわりの花壇 、その他ボランティアセンター近辺や小高川の堤防などを緑化場所の対象として、花壇、プランターを含む約 30,000 平方メートルの面積規模で行っています。

具体的な手法としては、草刈りをした後、ホームセンター等で販売用に使う草花の苗を置くトレイに新聞紙を敷き、そこに土を入れて花の種を播き、ある程度育てたものを、そのままトレイごと草刈りをした堰堤に並べていこうというのがこのプロジェクトの構想です。

私たちがこのプロジェクトで必要としているものは、花の種と肥料、土および種を播き苗を育てるためのトレイです。事前にトレイを置いて育てる場所は、地元の協力者の了解が得られました。

状況的に、小高川の堤防に花の種を直播きしてもうまく育たないおそれがあるので、縦38cm×横53cm×高10cmのトレイに新聞紙を敷き、土と送られてきた肥料を攪拌したもので、まず苗を育ててから、トレイごと堤防の所定の場所に移したいと考えています。

手順として、まず、上述したトレイとボランティアセンターの花壇に、マイガーデン元肥用を所定の量混ぜこみました。また、7月16日の土曜日に、JR小高駅前通り、および小高区役所前のプランターにボランティアも参加して花植えをしました。当日、花を植える前の準備として、マイガーデン元肥用、マイガーデン花・野菜用のほぼ全量を使用しました。

南相馬市の「避難指示解除準備区域」は、今年の7月中旬をもって解除されますが、指定解除に伴って帰宅される住民の数は住民基本台帳上の1割台(1千人台)だと予想されています。 しかも帰宅希望者の大多数が高齢者のため、小高で若い世代、ことに子供たちを見かけることはきわめて難しい状況です。若い世代が戻ってくることが、この町の復興につながると思います。

小高区は田畑・山林の多い地域ですが、地域住民の高齢化が大きな問題となっている状況もあり、本格的に農作物を作付けできる状態ではありません。そのような状況の中、田畑を含めたこの小高の町全体を四季折々の花で埋め尽くす活動を通じて、若い世代がこの地域全体の将来に関心を向けるきっかけとなってくれればと思います。


ボランティアセンター前の花壇に送られてきた
肥料と花の種まき


後日、芽が出てきた風景

花壇&菜園などで栽培している植物

けいとう・百日草(ジニア)・アスター・クリサンセマム・かすみそうなど。これから育てたい花は芝桜。

2016年花育キャラバンの活動2016年 花と緑の復興支援プロジェクト 園芸活動メッセージのページです。
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商品の使用に際しては必ず商品の説明をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。

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