健康的に育てよう!寄せ植えの基本
                          
                                  みなさんこんにちは。園芸家の杉井志織です。
                                  園芸店を彩る花たちも、すっかり春の装いになりましたので、
                                  植物が健康的に育つ、寄せ植えの基本をお伝えしたいと思います。
                                  本日、助手を務めますピロくんをご紹介しま~す。
                              
                                  みなさんこんにちは。
                                  志織さんの裏庭で、日々雑用を押し付けられている
                                  助手といえば聞こえが良い...手伝いのピロです。
                                  助手見習いとしてしっかりお手伝いをいたします。
                              
                      
                                      なんか、余計な情報がちらっとあったような...?
                                      ...ま、春にぴったりのお花を紹介しますね。
                                  
                                      秋植え球根で、次々に花が咲くアネモネです。
                                      そして、可愛いベル型の花が次々に開花するカンパニュラ。八重咲きのニオイスミレです。
                                  
                      
                                      横長のコンテナを使って、春から初夏までたっぷり楽しめる植え方について説明しながら植えていきます。
                                      用意するものは鉢と底石と培養土。それに元肥にもなる緩効性化成肥料と液体肥料
                                      そして、病害虫防除のための粒タイプの殺虫殺菌剤。
                                  
                                      そうです。でも今回重要なのは、長く楽しむ寄せ植えなので、腐葉土などでつくる土作りではなくて...
                                      はい!ピロくん!どーぞ!!!
                                  
                      
                                  まずは土作りから!...
                                  ですね?
                              
                                  はい。小さな蕾まで全部咲くように?
                                  アブラムシとか、うどんこ病を予防できるお薬を土に混ぜておく...
                                  ...で、植物が元気に花を咲かせられるような?
                                  準備が???必要です???あってる?
                              
                      
                      
                          
                                  はい、正解!
                                  そう、長く育てて、小さな蕾まで全部欲張りに咲かせるために、土に最初からお薬や栄養を混ぜる土作りをします。
                                  今回使う緩効性化成肥料がすごいのは、効きはじめも早いんだけど、実は肥料の効き目が長いってことなのね。
                                  なので、植物がここで育っていいかな?って新しい根を出しはじめてから、肥料が植物に届くまでの効果が早いってこと。
                              
                      
                                  その肥料ね、ボクなんて言うか知ってるよ!
                                  3ピーク・ブレンドって言ってね、肥料成分が溶け出すスピードが異なる粒をブレンドしているんだよね!
                              
                      
                                  詳しくはね、こっちのサイトを見て!
                                  https://www.sc-engei.co.jp/sp_contents/en/2020/mygarden/
                                  
                                  だいたいで把握している志織さんよりも丁寧な解説です。
                                  ボクもこのサイトを見て勉強しました!
                              
                                      じゃ、ピロくんが説明してあげたら良いのに!
                                      サボるなっ!!!
                                  
                                      気を取り直して...
                                      底穴を塞ぎます。虫が入ってこないことと、鉢底石が溢れなければよいので、私は不織布で底石を包んでから培養土で植えます。
                                  
植え替えの時に、土と底石が混ざると、土振るいで分けるのが面倒なので、不織布で石を包んでしまいます。洋服屋さんで、洋服を入れてくれる不織布の袋でも大丈夫ですよ!
                      そして、ポットに入ったままの状態でレイアウトします。横長の器の場合、ジグザクになるようにレイアウトするのがポイントなの。
                      
                                  そっかー。だからかー...
                                  いつもまっすぐに植えるボクと育った時の感じが違うんだぁ
                              
ポットを外した場所から土を足していくんだね!
                      
                      
                                  ボク、全部ポットを外してから土を足していたよ!
                                  あー!土に肥料が混ざってるー!
                              
                          
                                  そーなんだよね。ポットを先に全部外しちゃうと土の仕上がりの高さが揃いにくくなるの。
                                  仕上がりの地面が平らになるように隅々まで土を入れて割り箸で株の間をよくつつくの。
                              
                      簡単に土を入れて、鉢をトントンって叩いてたよ。
                                      お水はね、土の面にかけてね。
                                      葉の上からとか、花びらにお水がかからないようにね!
                                      お水の量はね...
                                  
                      
                                  完成したからお水をかけよっと!
                                  じょうろのシャワーヘッドの部分がないけど...?
                              
                      鉢の底からこうやって余分なお水が流れてくるくらいが一度の量。
                                      新しいお水をたっぷりと上からかけることで、古い空気や虫の卵とか土の中の悪いものをね、流してしまうことができるの。
                                      そして、土の中がちゃんと乾いてからお水をかけるんだよ。土の中を乾かすと、根っこがね、お水をさがして細い根を伸ばすの。
                                  
                      鉢の下からでてくると、かけ過ぎかと思っていつも流れてくる前にやめてたーっ!失敗したー!
                      
                      
                                  楽しみだな〜。小さな蕾もたくさん見えるし...植物が肥料をちゃーんと吸収してくれると良いんだけどなっ!
                                  栄養が届くと、長く花を咲かせることができるんだね。
                              
                      殺虫殺菌剤も混ぜたでしょ?じゃあー、今年はアブラムシにも安心だね!
                          
                                  アブラムシは風通しが悪いとつきやすくなるよね。あと、急な水やりと急激な水切れを繰り返すとハダニが出やすい。
                                  病気に関しても原因はそれぞれあるんだけど...
                              
                                      植物が健康であれば、トラブルがあっても回復が早くなるので、ダメージが小さくて済むよね。って話だよ!
                                      原因になることは避けて、植物がもってる力を引き出してあげるのが理想だよね。
                                  
                                  わかったぞー!ボクね!わかった!
                                  植物が持ってるこの小さな蕾まで、全部咲かせる方法!
                              
                      
                                      おっ!すごいね!大正解!
                                      これから植物は、花を咲かせながら葉を茂らせたり、根を伸ばしたり。活動期になるからね!
                                      植えてから2週間ぐらいしてからが、液体肥料のタイミング。
                                  
                      ジャーン!液体肥料も使えばいいーんだ!
                          
                      
                          この液体肥料のすごいのは、続けて使うことで土の保水力が向上して、水切れしにくい土に変えるの。土全体に水と肥料がしみわたるから、効率良く肥料も吸収するんだよ。
                                      あ、でも...粒状肥料も入っているから、栄養補給はあんまり心配ないんだけど...
                                      アネモネやチューリップみたいな球根植物は、葉が茂っている間に栄養を球根に蓄える必要があるでしょ?つまり速効性がないとダメなんだよね。そんな時が液体肥料の出番になるんだ!粒タイプのゆっくり長く効く肥料をベースに、短い期間で速く効く液体肥料をダブルで使うと、効果的なんだ!
                                  
                                  そっかー。肥料の使い方って意味があったんだね。
                                  ボク、めんどくさいから粒タイプを使っているんだと思ってた!
                                  これからは、植物を見ながら肥料をあげるよ!
                              
                      
                                      たのもしい〜!
                                      じゃあ、後の管理は任せたよ!ちょっと、私の栄養補給に出かけてくるね!
                                  
え~!?
                                  ぼくも~!
健康的に育てよう!寄せ植えの基本
                      
                              みなさんこんにちは。園芸家の杉井志織です。
                              園芸店を彩る花たちも、すっかり春の装いになりましたので、
                              植物が健康的に育つ、寄せ植えの基本をお伝えしたいと思います。
                              本日、助手を務めますピロくんをご紹介しま~す。
                          
                              みなさんこんにちは。
                              志織さんの裏庭で、日々雑用を押し付けられている
                              助手といえば聞こえが良い...手伝いのピロです。
                              助手見習いとしてしっかりお手伝いをいたします。
                          
                      
                              なんか、余計な情報がちらっとあったような...?
                              ...ま、春にぴったりのお花を紹介しますね。
                          
                  
                                  秋植え球根で、次々に花が咲くアネモネです。
                                  そして、可愛いベル型の花が次々に開花するカンパニュラ。八重咲きのニオイスミレです。
                              
                  
                                  横長のコンテナを使って、春から初夏までたっぷり楽しめる植え方について説明しながら植えていきます。
                                  用意するものは鉢と底石と培養土。それに元肥にもなる緩効性化成肥料と液体肥料
                                  そして、病害虫防除のための粒タイプの殺虫殺菌剤。
                              
まずは土作りから!...ですね?
                              そうです。でも今回重要なのは、長く楽しむ寄せ植えなので、腐葉土などでつくる土作りではなくて...
                              はい!ピロくん!どーぞ!!!
                          
                              はい。小さな蕾まで全部咲くように?
                              アブラムシとか、うどんこ病を予防できるお薬を土に混ぜておく...
                              ...で、植物が元気に花を咲かせられるような?
                              準備が???必要です???あってる?
                          
                      
                  
                      
                              はい、正解!
                              そう、長く育てて、小さな蕾まで全部欲張りに咲かせるために、土に最初からお薬や栄養を混ぜる土作りをします。
                              今回使う緩効性化成肥料がすごいのは、効きはじめも早いんだけど、実は肥料の効き目が長いってことなのね。
                              なので、植物がここで育っていいかな?って新しい根を出しはじめてから、肥料が植物に届くまでの効果が早いってこと。
                          
                  
                              その肥料ね、ボクなんて言うか知ってるよ!
                              3ピーク・ブレンドって言ってね、肥料成分が溶け出すスピードが異なる粒をブレンドしているんだよね!
                          
                      
                              詳しくはね、こっちのサイトを見て!
                              https://www.sc-engei.co.jp/sp_contents/en/2020/mygarden/
                              だいたいで把握している志織さんよりも丁寧な解説です。
                              ボクもこのサイトを見て勉強しました!
                          
                              じゃ、ピロくんが説明してあげたら良いのに!
                              サボるなっ!!!
                          
                              気を取り直して...
                              底穴を塞ぎます。虫が入ってこないことと、鉢底石が溢れなければよいので、私は不織布で底石を包んでから培養土で植えます。
                          
                  植え替えの時に、土と底石が混ざると、土振るいで分けるのが面倒なので、不織布で石を包んでしまいます。洋服屋さんで、洋服を入れてくれる不織布の袋でも大丈夫ですよ!
                  そして、ポットに入ったままの状態でレイアウトします。横長の器の場合、ジグザクになるようにレイアウトするのがポイントなの。
                              そっかー。だからかー...
                              いつもまっすぐに植えるボクと育った時の感じが違うんだぁ
                          
ポットを外した場所から土を足していくんだね!
                      
                  
                              ボク、全部ポットを外してから土を足していたよ!
                              あー!土に肥料が混ざってるー!
                          
                      
                              そーなんだよね。ポットを先に全部外しちゃうと土の仕上がりの高さが揃いにくくなるの。
                              仕上がりの地面が平らになるように隅々まで土を入れて割り箸で株の間をよくつつくの。
                          
                  簡単に土を入れて、鉢をトントンって叩いてたよ。
                  
                              完成したからお水をかけよっと!
                              じょうろのシャワーヘッドの部分がないけど...?
                          
                      
                              お水はね、土の面にかけてね。
                                  葉の上からとか、花びらにお水がかからないようにね!
                               お水の量はね...
                          
                  鉢の底からこうやって余分なお水が流れてくるくらいが一度の量。
鉢の下からでてくると、かけ過ぎかと思っていつも流れてくる前にやめてたーっ!失敗したー!
                      
                              新しいお水をたっぷりと上からかけることで、古い空気や虫の卵とか土の中の悪いものをね、流してしまうことができるの。
                              そして、土の中がちゃんと乾いてからお水をかけるんだよ。土の中を乾かすと、根っこがね、お水をさがして細い根を伸ばすの。
                          
                  
                              楽しみだな〜。小さな蕾もたくさん見えるし...植物が肥料をちゃーんと吸収してくれると良いんだけどなっ!
                              栄養が届くと、長く花を咲かせることができるんだね。
                          
                      殺虫殺菌剤も混ぜたでしょ?じゃあー、今年はアブラムシにも安心だね!
                      
                              アブラムシは風通しが悪いとつきやすくなるよね。急な水やりと急激な水切れを繰り返すとハダニが出やすい。
                              病気に関しても原因はそれぞれあるんだけど...
                          
                              植物が健康であれば、トラブルがあっても回復が早くなるので、ダメージが小さくて済むよね。って話だよ!
                              原因になることは避けて、植物がもってる力を引き出してあげるのが理想だよね。
                          
                              わかったぞー!ボクね!わかった!
                              植物が持ってるこの小さな蕾まで、全部咲かせる方法!
                          
                      
                  ジャーン!液体肥料も使えばいいーんだ!
                          
                      
                      
                              おっ!すごいね!大正解!
                              これから植物は、花を咲かせながら葉を茂らせたり、根を伸ばしたり。活動期になるからね!
                              植えてから2週間ぐらいしてからが、液体肥料のタイミング。
                          
この液体肥料のすごいのは、続けて使うことで土の保水力が向上して、水切れしにくい土に変えるの。土全体に水と肥料がしみわたるから、効率良く肥料も吸収するんだよ。
あ、でも...粒状肥料も入っているから、栄養補給はあんまり心配ないんだけど... アネモネやチューリップみたいな球根植物は、葉が茂っている間に栄養を球根に蓄える必要があるでしょ?つまり速効性がないとダメなんだよね。そんな時が液体肥料の出番になるんだ!粒タイプのゆっくり長く効く肥料をベースに、短い期間で速く効く液体肥料をダブルで使うと、効果的なんだ!
                              そっかー。肥料の使い方って意味があったんだね。
                              ボク、めんどくさいから粒タイプを使っているんだと思ってた!
                              これからは、植物を見ながら肥料をあげるよ!
                          
                      
                              たのもしい〜!
                              じゃあ、後の管理は任せたよ!ちょっと、私の栄養補給に出かけてくるね!
                          
                 え~!?
ぼくも~!
                          





                              
                              

