除草剤にはどんな種類があるのですか?
除草剤の使用目的を考え、散布場所では次のように分けられます。
(1)【家のまわり、空き地など有用植物のない場所で雑草を枯らすのに使用する除草剤(緑地管理用)】
総ての雑草(植物)を枯らすのが目的です。一つの成分で枯らすものもありますが(「GFダイロン微粒剤」、「草退治シャワー」など)、作用性の異なる成分を数種類混合してあります(「GF草退治Z粒剤」、「クサノンEX粒剤」など)。
(2)【庭木など木の下に使用する薬剤】
庭木を枯らさずに下草除草を行える除草剤としては、根から吸収されない成分を利用した除草剤(「草退治シャワー」、「草退治シャワーワイド」など)、根が張る深さの違いを利用して一年生雑草を退治する薬剤(「GFダイロン微粒剤」など)があります。なお後者は、根の浅い雑草にのみ有効ですので、大きく生長した雑草(草丈15cm以上)や関西のマサ土など硬質土壌で成分が下方向に浸透してしまう場所での使用は避けてください。
(3)【日本芝に使用する薬剤】
日本芝はイネ科の植物です。イネ科植物と多年生と一年生では生理機能に異なる点があり、この差を利用して芝生の中に生えている広葉雑草に効果のある薬剤(「しつこい雑草退治スプレー」など)、さらに雑草(発生前~初期)にも効果のある薬剤(ケンタッキーブルーグラス)で使える除草剤(「家庭園芸用日産MCPソーダ塩」、シバニードシャワーなど)もあります。
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