抜いても抜いても生えてくる
てごわい雑草対策に！雑草ナビ

難防除雑草の対策

シダ類のトクサ科の雑草で細長い葉が繋がっているように見えますが分類上では広葉植物になります。シダ類のため種子は作りませんが春先に出て来る「ツクシ」から風で胞子を飛ばして広がります。地下茎は細くすぐにポキポキと折れてしまいますが折れて残った茎から容易に再生します。また、茎の所々に塊茎を作り養分を蓄えているため退治が難しいです。
草退治メガロングシャワー、クサノンＥＸ粒剤はよく効きますが、蓄えられた養分が残っていると再生してきます。再生してきたときは土に除草成分が残らない草退治シャワーワイドを発生の都度まいて退治します。芝生内に生えてきたときは広葉雑草退治用の除草剤を使用します。

白くて小さい可憐な花が咲き、近年八重咲き品種や葉にピンクや赤色などの斑が入る園芸品種も販売されています。また、葉をお茶として利用することもできますが、庭に直接植えるのは避け、鉢で育てるようにしましょう。繁殖力が旺盛で白くて太い地下茎を伸ばしどんどん広がっていきます。スギナに比べてポキポキ折れたりしないので掘り起こして根を取り除きやすいですが、欠片が残っていると再生します。
クサノンＥＸ粒剤がよく効きますが、葉からも成分が吸収されるので葉が濡れているときに散布するのが効果的です。また、草退治シャワーワイドを発生の都度まいて確実に退治します。

観賞用のササを庭に植えたら増えすぎて困ったという話を聞きます。ササはイネ科植物で、葉のきれいなものやクマザサのように大きくなる種類などいろいろあります。地上部は枯れることなく葉は一年中ついており、地下茎を伸ばして生育範囲を広げていきます。花は数十年に一度といわれるほどめったに咲きませんが、花が咲くとササは枯れてしまいます。
退治するには、そのまま使用できる草退治シャワーワイド、薄めて使用するターンアウト液剤の２５倍液（１㍑の水に４０mlの薬剤）を葉によく付着するようにていねいに散布します。いずれも葉から吸収して効果が現れる除草剤のため、ササを刈らずに生育している状態で散布してください。

タケも地下茎を伸ばして繁殖するため周辺に竹林などがあると突然庭に生えてくることがあります。タケとササは同じ仲間、違いは竹皮が生育すると落ちるのがタケ、落ちないで枯れるまで付いているのがササです。従ってササより小さいタケもあります。
枯らすには、目的のタケの地際部近くに穴をあけ、ターンアウト液剤を薄めずに原液のまま５～１５ml灌注します。地下茎が繋がっているため隣家のタケまで影響を受けることがありますので事前に了解を得ておきましょう。また、翌年付近にタケノコが出てきても食べないでください。

庭で生えてイヤなコケにはゼニゴケとイシクラゲがあります。ゼニゴケは濃緑色で茎と葉が一体になった感じで地表面を這うようにして広がってきます。雌雄異株（やぶれ傘状物ができるのが雌株）で有性生殖しますがクローンを作って広がっていく無性生殖もします。乾いているとパリパリしており、湿気があるとワカメのようにブヨブヨになるのがイシクラゲで、藍藻の仲間の菌類です。両方とも一面にはびこると滑りやすくなります。
ゼニゴケ退治にはダイロン微粒剤がよく効くので勝手口などでは使用できますが、芝生や草花などに影響が出ないよう、近くに大切な植物が生えている場所では使用しないでください。イシクラゲには殺菌剤のオーソサイド水和剤80を３００～５００倍に薄めてジョロなどで散布します。