生育が悪い、委縮してきた、枯れてきたなど植物全体に現れる症状です。草花や野菜類の被害が多いですが花木や庭木類にも見られます。肥料成分のバランスが崩れると、植物に生育不良の症状が現れます。症状が発生している箇所とその症状から肥料成分の過不足について解説します。
肥料の過不足による生理障害
肥料成分は量の多少にかかわらずそれぞれ重要な働きをしています。肥料成分のバランスが崩れると、その成分由来の生育不良の症状が植物に現れます。肥料が多過ぎて出る症状を過剰症、少な過ぎて出る症状を欠乏症といいます。植物が健全に育つためには、必要な肥料成分が過不足無く土の中にバランスよく含まれていることが大切です。