暮らしの中で園芸を楽しむ園芸の基本
まずは知りたい園芸知識
揃えておきたい園芸用具についての基礎知識をご紹介します。このページでは除草のために必要な道具とその使い方をご紹介します。
2.揃えておきたい園芸用具
2-4.除草のための道具
花壇や菜園はもちろん、コンテナ栽培でも、雑草は生えます。気候がよい時期は雑草の生育も早く、よく目立ちます。
雑草は、植物が育つための水分や養分を横取りしたり、植物を覆うほど茂って生育を阻害したり、さらに害虫のすみかや病気の発生源になるなど、生長にも悪影響を及ぼします。雑草の地下茎が残ると再生する場合もあるので、除草は、雑草がタネをつける前に、根ごと取り除くのがコツです。手で抜き取るのは大変ですが、除草を助ける専用の道具もあるので、上手に使って効率よく除草しましょう。
繁茂して手におえなかったり、面積が広い場合は、手軽に使える緑地管理用や樹木の下草除草にも使える除草剤の利用も(除草剤を使う際は、使用場所や使い方の注意をよく読んで、目的に合ったものを選びましょう。雑草や除草剤についてくわしくは「雑草ナビ」へ)。
■三角ホー
長い柄がついた草を削る道具。刃のついている部分を使って、草の根を切ったりするほか、中耕や土寄せにも利用する。立ったまま使えるので、腰への負担が少なく作業が楽。
■ねじりガマ
刃がねじれてついていて、草が削りとりやすい。狭い菜園や小花壇ならこれ1つでも足りる。
■草刈りガマ
草を根から切り取ったり、生長した草を根元から刈り取るときに使う。
■草抜きシャベル
地面に刺さりやすい細長いシャベル。側面のエッジ状のギザギザで、地面深くに伸びた根も切れて、楽に草が抜ける。
■根起こし
主に芝生の中にはえる雑草の除草に使うが、コンテナ植えの除草にも最適。刃を雑草の下に差し入れて、根ごと引き抜く。
■小クマデ
柄の先についたクマの爪のようなもので、地面をひっかきながら草を抜く。除草のほか中耕にも使う。
【小クマデの使い方】
① 雑草の生えた土を爪でかきながら除草する。
② 除草後、平らに土をならす。