Q

注意書きに「薬害」という言葉が出てきますが、具体的にどんな症状が出ますか

A

農薬を散布した結果、作物の外観、機能、品質等にマイナスの影響が現れることを「薬害」といいます。葉の葉緑素が抜けて黄化・白化する(クロロシス)、細胞が破壊されて変形する(ネクロシス)といったことが研究報告されていますが、一時的な現象です。

弊社で使用されている殺虫剤や殺菌剤の適用作物に対する「薬害」はおおよそ明らかになっています。原因は薬剤と植物の相性(品種による薬剤感受性の違い)や、高温時・多量散布・生育ステージ(幼苗期など)によるもので、製品の注意書きに記載されています。
また混用による濃度障害なども原因となり得ます。

なお、農薬登録における適用作物群として「花き類・観葉植物」や「樹木類」「野菜類」といったグループ類登録がありますが、その場合すべての作物に対しての薬害試験をしてるわけではありません。適用作物群に属する作物又はその新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用することも大切です。(使用上の注意)

薬害を出さないためにも、使用方法、注意書きをよくお読みのうえご使用ください。

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