塩素(Cl)がどのような働きをするのか、不足した時の症状(欠乏症)、過剰な時の症状(過剰症)について解説します。
植物体内での働き
塩素(Cl)が植物の必須元素として確認されたのは比較的新しく1954 年、トマトの水耕栽培の試験でのことです。植物体内では各種炭水化物の合成や光合成に関わります。繊維化作用がよくなり、病害抵抗性を高める働きがあるといわれています。
欠乏症
新芽が黄化したり、葉の先端が枯れてきます。
欠乏症対策
欠乏している肥料成分を追肥で補うには、速やかに吸収される液体肥料がおすすめです。
過剰症
リン酸の吸収を妨げます。土壌の酸性化を助長します。