鉄(Fe)がどのような働きをするのか、不足した時の症状(欠乏症)、過剰な時の症状(過剰症)について解説します。
植物体内での働き
鉄(Fe)は人間の生活でも馴染みのあるよく知られた金属元素です。植物にとっては葉緑素の生成を助ける大切な成分です。また代謝や呼吸に関わる酵素の構成成分でもあります。植物にとっての微量要素なので必要量は極わずかですが、健全な生育には必要不可欠な重要な元素のひとつです。
欠乏症
若い葉で、葉脈間の黄化や白化がみられます。根が黄変しやすくなります。


欠乏症対策
欠乏している肥料成分を追肥で補うには、速やかに吸収される液体肥料がおすすめです。
過剰症
根が発育不良になります。またマンガンやリン酸の吸収が阻害されます。