2019年3月8日配信号 vol.82【豪華なプレゼントが当たる！キャンペーン実施中】
『HTMLメールが表示できない場合はこちらから↓』
https://www.sc-engei.co.jp/mm_bk/82_20190308.html
住友化学園芸ホームページ事務局のメールアドレスを
info@secure.sc-engei.co.jpに変更いたしました。
今秋創立50周年を迎える住友化学園芸では、50年分の感謝をこめて「50周年感謝キャンペーン」を実施中です！
全員にチャンス！クイズに答えて当たる「50周年ありがとう」キャンペーンに加え、ベニカXネクストスプレーを買って当たる！「赤の逸品」キャンペーンと２つのコースでチャンスがいっぱい！
第一次の締め切りは4月30日（火）まで！
たくさんのご応募おまちしています！
■◎ ホームページのおすすめコンテンツ紹介 ◎■
★☆ベニカXネクストスプレー ブランドサイトオープン！☆★
世界初！5種類の成分を配合したベニカXネクストスプレー。効きめへのこだわりや使いやすさへのこだわりなど、工夫をこらしたベニカXネクストスプレーの情報をまとめたブランドサイトを公開しました！
◆◇ガーデニングコラム 「今日もみちくさ」 その77◇◆
花のカタチ
カレンダーの「3月」という文字だけで、とたんに心は春一色。「みちくさ」で見かける花のようすもだいぶ変わってきて、早春に咲く球根草花は花盛りを迎えました。対して、秋からずっと彩りとしておとなしくしていたハボタンは、少し背丈が高くなったように見えませんか？今日の「みちくさ」は春めく景色のなかから「花のカタチ」をクローズアップしてみます。
◆ 花弁数にちなむ花形
先月の「今日もみちくさ」ではツバキとサザンカを取り上げました。大輪のサザンカなどが見ごろでしたが、これからの時期は晩生のツバキなどが目に留まるようになります。私が子どものころ暮らしていた家の庭に植えられていたこともあり、非常になじみがあるオトメツバキも開花の時期。まろやかなピンク色と、幾重にも重なる花弁に会えるのが今から楽しみでなりません。オトメツバキのみっしりと密に重なった造形の美しさは、見つめていると吸い込まれていきそうで、幼かった私はこれを「花の宇宙」だと思っていました。
オトメツバキの花形は、一般的に「千重咲き（せんえざき）」と呼ばれ、八重咲きとは区別されています。八重咲きよりも花弁の数が格段に多いと表したかったのが、よくわかる表現には感心するばかり。ちなみに千重咲きのさらなる上をいく花形の呼び名に万重（まんじゅ）咲きがあり、クレマチスやボタンなどの花形で用いられています。いずれも花弁をきれいに保持して艶やかな花容を見せるには、特に蕾の時期から開花中にかけては水切れさせないことが大切。たくさんの花弁をきれいに開かせるには、水が欠かせないからです。気温が上がってくる時期でもありますから、鉢植えの場合は鉢土の乾き具合に注意していきましょう。
◆ 花にちなむ花形
このように花形の名称は花弁数で表現される以外に、他の花の名称を用いて表す花形があります。
例えばバラ咲き。ガーデンショップでは、八重咲きのプリムラ・ジュリアンのバラ咲きをよく見かけるようになりました。ちっちゃなバラのような花容は、マイクロローズのたたずまい。また、最近ではゼラニウムにもバラ咲きと呼ばれる品種群が登場し、これまでのゼラニウムの印象を大きく変えるものとなりました。バラ咲きゼラニウムは、まだ流通量が少なく高価ですが、機会があったらぜひ実物をご覧になってみてください。いずれも花弁に大きなフリルが入る八重咲きで、花弁がくるくると渦巻く様子をバラの咲き方と表現しています。バラは人気の植物ですから、「バラ咲き」と聞いただけで「ちょっと見てみたいな」と胸がワクワクしてきませんか？ネーミングの罠にうっかりはまってしまいそうです。
ほかにも、チューリップには ‘バレリーナ’ など尖った花弁が特徴のユリ咲きがあります。上向きに咲くスカシユリに因んだ名称でしょうか。おもしろいところでは、クレマチスには ‘プリンセス・ダイアナ’ など尖った花弁で上向きに咲くチューリップ咲きと呼ばれるものがあり、また、同じくクレマチスのヘラクレイフォリア系と呼ばれる系統は、花茎にいくつものベル形の花が下向きにつくところからヒヤシンス咲きと呼ばれています。
このように植物の種類によっては、興味をそそられる咲き方の名称がつけられたものが少なくありません。特に学術的なものというより、ユーザーがイメージしやすいようにつけられた呼称がほとんどですが、花に対する夢が一層ふくらむ仕掛けだと思います。
さて、前述のバラ咲きといえば、本家本元のバラはそろそろ新芽を芽吹き、新たにシーズンをスタートさせるころ。今シーズンもバラ咲きたちに負けない、ご本家本領の花姿を見せて欲しいもの。千重咲きツバキ、ユリ咲きチューリップ、万重咲きのクレマチス、チューリップ咲きのクレマチス、そして夏にはヒヤシンス咲きのクレマチス。季節を追うごとに会える花々の造形に魅入るのも、ガーデニングのおまけ的な楽しみです。
