いろんな剤型の薬剤がありますが、違いはあるのですか?
大きく分けると、そのまま手軽に使用できる薬剤と水に薄めて使用する薬剤に分けられます。
【そのまま手軽に使用できる薬剤】
エアゾール剤、スプレー(AL)剤、粒剤、ペレット剤などの剤型があります。最大の特長は計量したり、薄めたりする手間がかからないので手軽に使用できることです。 エアゾール剤、スプレー剤は小面積(小量)の散布に適する、大面積でも忙しいときに応急用として使用できるなどの利点がある反面、エアゾール剤の近接散布は冷害が起きやすい、スプレー剤は葉裏までかけにくいという問題点があります。粒剤やペレット剤は面積を問わずに使用できますが、一般的に速効性に欠けます。
【水に薄めて使用する薬剤】
乳剤や液剤などの液状製品と水和剤や水溶剤などの粉状製品があります。特に後者の粉状製品は使いやすいように住友化学園芸販売の製品は分包されています(一部は専用の計量スプーン付)。少量の薬剤で多量の散布液が作れるため経済性に優れますが、最大のメリットは作用性の異なる他の薬剤と混合して多くの病害虫を一度に退治できることです。多少手間のかかる点は、一旦水に薄めると保存ができないため散布の都度希釈する、噴霧器で散布するため、後片づけにも手間がかかることなどがあげられます。
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