茎に発生する生育不良の症状(生育が悪い、萎縮してきた、枯れてきた等)から、病原菌・害虫・ウィルス病などで考えられる原因を記載しています。
茎の症状
種子から発芽してすくすく生育していた苗が急に枯れてなくなったり、かじられて切られてしまうことがあります。幼苗はナメクジやダンゴムシの大好物です。水の過不足によっても枯れますが、意外に多いのが早く大きくしたいからと肥料をやりすぎて濃度障害が起こり根が枯れてしまうことなので、栽培管理にも注意してください。枯れた苗の茎の一部が変色しているのは苗立枯病、かじられたり切られているのはネキリムシやダンゴムシの被害です。蕾が付いた茎が垂れ下がったり折れたりするのはカミキリムシやクキバチによる加害、茎の一部が変色して枯れるのは立枯病、菌核病、つる枯病などの病気が原因です。
幼苗が倒れる
-
地際部分が細くくびれて倒れる
「苗立枯病」
茎が垂れ下がる
-
バラの茎に見られる
「クキバチ」(「ハキリバチ」)
小さな虫が群棲
-
次第に植物全体の生育が悪くなる
「アブラムシ」
茎が白くなる
-
茎が白くなる
「うどんこ病」