枝・幹に発生する生育不良の症状(生育が悪い、萎縮してきた、枯れてきた等)から、病原菌・害虫・ウィルス病などで考えられる原因を記載しています。
枝・幹の症状
本来の樹皮と異なり表面がザラザラしたり、変色してしまうのは病害虫の寄生によるもので、放置すると枯れることも。カイガラムシが枝全体に付着したり、病原菌(変色部分)が枝の周囲を一周すると、養分が多量に吸い取られるか水分が上部に行かないためにこのような症状が出ます。幹や枝が白くなるのもカイガラムシが原因です。幹や枝から木屑のようなものが出ているのは、中に棲むカミキリムシやゾウムシの幼虫が食害している証拠で、木全体がもろくなって枝が折れたり枯れたりします。ヤニが出るのはその部分に害虫が侵入したときの、樹木による自衛の症状なので、注意して観察してください。枝を切ったとき切り口から病原菌が侵入して枯れあがることがありますので、切り口にはペーストタイプの殺菌剤を塗って守ります。
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虫糞が付着している
「コウモリガ」
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木クズが出ている
 
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白く円形に変色している
「カイガラムシ」
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黒く変色している
「斑点性の病気」
 
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泡のようなものがついている
「アワフキムシ」
 
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枝先から枯れてくる
「栽培管理」
 
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お椀型の扁平なものが固着している
「カイガラムシ」
 
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小枝が異常発生する
「てんぐ巣病」
 
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ビロード状のものが付着している
「こうやく病」
 
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やにが出ている
「コスカシバ」(「コウモリガ」)
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やにが出ている
 
                
                

