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Q14:化学肥料を使用すると「土が荒れる」と言いますが、本当ですか?
A14:化学肥料を使用しても「土が荒れる」ことはありません。また、有機質肥料だけを使えば「土が荒れない」かと言うと、そういうわけでもありません。「土が荒れる」と言うことは土中に有機物が減少した状態を言います。土中の有機物が減少すると、それらを餌としているミミズ(土を耕す働きがあります)や微生物(植物に有益な成分を作り出したり、間接的に土の構造を団粒化する働きもあります)なども減少してきます。また、土が持つ緩衝作用の多くは有機質に由来するので、保水性、排水性や保肥性なども悪くなるため、「土中の環境が悪化する」=「土が荒れる」ことになるのです。ですから、「土が荒れない」ようにするには堆肥や腐葉土を定期的に補い、土中の有機質を充実させれば良いのです。有機質の豊富な土壌では化学肥料を使用しても何ら問題はありません。ただし、土中の有機質を充実させるには、例えば、畑や花壇では(できれば毎年)10~20リットル/m2程度、プランターなどでは全体の3~4割程度の腐葉土が必要になります。ですから、有機質の肥料を使う場合でも、「土が荒れない」ようにするために、堆肥や腐葉土などを忘れずに施用しましょう。 |
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