Q20:薬剤を使わない防除法があれば教えてください。

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A20:植物も生きている以上、我々人間と同じように病気にかかったり、虫による被害を受けます。人間の場合、病気にかからないように食事内容に気をつけたり、運動などをして健康に気をつけます。植物の場合も同様に、ちょっとした工夫で病害虫にかかりにくい環境を作ったり、被害を軽減したりすることができます。ただし、いくら予防しても不可抗力で病害虫が発生することもあります。そのときは薬剤を使用して防除することになりますが、ここでは誰でも手軽に行なえる病害虫にかかりにくい環境作りなどについて紹介します。

【良い苗を購入する】

種から育てる植物もありますが、苗を購入して植えることも多いです。昔から「苗半作」と言われているように、丈夫で健全な苗はその後も順調に生育し管理も楽になります。軟弱な苗は病害虫にかかりやすいため、葉色が良く太くてがっちりした苗を選ぶことが基本です。

【風通しや水はけを良くする】

栽培面積が狭いといろいろ楽しみたいと思って密植しがちですが、風通しが悪いと病害虫が発生しやすくなります。また、水はけが悪いと土壌病害にかかりやすいため、土壌改良するなど管理面にも注意します。

【肥料をバランス良く与える】

成分バランスの良い肥料を適正な量だけ与え、健康で丈夫な植物を作ることが大切です。例えば、早く大きくしたいと考えてチッ素成分を多く与えると、確かに植物体は大きくなりますが、軟弱に育つため病害虫の被害を受けやすくなります。また、必要以上に多く肥料を与え過ぎると、濃度障害により、生育そのものが悪くなることもあります。

【病気の枝を優先的に剪定する】

庭木などは樹形も大切ですが、剪定するときは一部分が変色している枝、表皮が荒れている枝など、病気にかかっていると思われる枝を優先的に取り除くことです。

【害虫を見かけたらこまめに取り除く】

植物をこまめに観察し、「ケムシ・アオムシ」、「ナメクジ」などは見つけたら割り箸などでつまんで取り除きましょう。枝などに固着している「カイガラムシ」なども古い歯ブラシなどでこすり落とせば退治できます。ただし、害虫が新芽や新葉など柔らかい組織にいるときは植物の組織を傷つけないよう注意が必要です。また、「チャドクガ・イラガ」などのように、毒を持っていて触ると危険な害虫もいるので注意が必要です。 上記以外にも、病害虫抵抗性品種を選ぶ、連作を避ける、株元にマルチングする、冬期に天地返しを行なうなどの方法もあります。

Question?

Q1 なぜ、我々が育てている植物は害虫に食べられたり、病気にかかったりするのですか?
Q2 農薬って何ですか?
Q3 天敵も農薬になるのですか?
Q4 農薬の登録はどうやってとるのですか?
Q5 農薬にはどんな種類があるのですか?
Q6 殺虫剤にはどんな種類があるのですか?
Q7 殺菌剤にはどんな種類があるのですか?
Q8 除草剤にはどんな種類があるのですか?
Q9 どんな種類の害虫がいますか?
Q10 病気の原因は何ですか?
Q11 薬剤の選び方を教えてください。(殺虫剤・殺菌剤)
Q12 いろんな剤型の薬剤がありますが、違いはあるのですか?
Q13 ラベル(説明書)の見方を教えてください。
Q14 農薬使用基準って何ですか?
Q15 濃度を濃くすれば良く効きますか?
Q16 いろいろな薬剤を混ぜて一緒に使用しても大丈夫ですか?
Q17 水に薄めた薬剤は取り置きできないのですか?
Q18 展着剤って何ですか?
Q19 家庭菜園向きで、特に安全性の高い農薬はありますか?
Q20 薬剤を使わない防除法があれば教えてください。
Q21 有効期間(最終有効年月)が記載されていますが、期限が切れた薬品は効果がないのですか?
Q22 有効期間(最終有効年月)が記載されていない薬剤があるのはなぜですか?

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