水溶性、可溶性、ク溶性、不溶性とはなんですか?
あまり馴染みのない言葉ですが、肥料の保証票にある保証成分量 の項目に使用されている用語です。肥料成分は、溶け方の性質の違いにより水溶性、可溶性、ク溶性、不溶性に分けられます。
【水溶性成分】
水に溶ける肥料成分のことで、植物はすぐに吸収できます。チッ素成分だけは具体的にアンモニア性チッ素と硝酸性チッ素で表示されます。
【可溶性成分】
水には溶けませんが、根から出る根酸で溶ける肥料成分です。比較的速く植物に吸収されます。
【ク溶性成分】
クエン酸2%液で溶ける肥料成分のことです。根から出る根酸程度の弱い酸にはすぐに溶けませんが、もう少し強い酸に溶ける成分です。徐々に溶け出すためゆっくり効きます。
【不溶性成分】
酸でも溶け出さない成分です。発酵や微生物によって分解されてからはじめて植物 が吸収されるようになるので、後になって効いてきます。有機質肥料や無機質肥料でも該当するものがあります。
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