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栽培管理|びわ【鉢植え】の育て方

千葉大学 環境健康フィールド科学センター 助教 三輪正幸

びわ【鉢植え】の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

びわ【鉢植え】写真

ビワは庭や畑に植えると大木になりやすいですが、鉢植えするとコンパクトに仕立てることができます。冬の寒さに注意して摘果をすれば、家庭でも大きな果実を収穫することができます。

使用するもの

置き場所

春から秋は日当たりと風通しがよく、雨が直接当たらない場所に置くと病害虫が発生しにくいです。冬は-3℃を下回らない場所に置きましょう。

水やり

鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。

肥料

3月に元肥、6月に追肥、9月に礼肥を施します。肥料は鉢土の全域に均一になるように施します。

摘蕾

1つの花房に100個以上の花蕾がつきます。すべて残すと養分を消費しすぎるので、10〜2月の花蕾や花は、下の段の軸2〜3本(段)のみを残して、ばっさりと間引きます。

摘果

気温が上昇して果実が肥大し始めた3〜4月ごろに摘果します。まずは1果房あたり1〜3果になるように間引きます。次に葉の数を目安にさらに間引きます。目安としては1果あたりの葉が25枚程度です(葉果比25)。

袋かけ

摘果が終わった果実は、市販の果実袋をかぶせて病害虫から守ります。

収穫

果実袋を外し、果実全体が橙色に色づいたものから順次収穫します。果実を支え、上に持ち上げると収穫できます。

剪定

[手順]

①木の芯を止める:3年以上が経過して樹高が高くなってきたら、木の先端を枝分かれしている部分で切り取り、木の芯を止めます。木の先端以外の部位でも、枝が長くなってきたら同様に剪定します。この作業は樹高が高くなったらその都度行ないます。ただし一度に大量の枝を切り戻すと、翌年に太くて長い枝が発生して実つきが悪くなることがあるので、太い枝を切り戻す際は切り取る長さが50cm程度になるようにします。

②不要な枝を間引く:混み合った枝や枯れ枝、徒長した枝などの不要な枝をつけ根から間引きます。特に何本も枝分かれしている場合は、1ヵ所2〜3本になるように間引きます。新しい枝に切り替えると老木になっても結実量が減ることはありません。

③葉が少ない枝を間引く:何年も葉を伸ばして使用した場合、常緑果樹なのでつけ根付近の葉が落ちます。枝が古くなると果実がつきにくくなるほか、果実がなる部分が木の外周部分ばかりになって、冬の寒さで果実が傷みやすくなります。つけ根に葉がない古い枝は間引いて周囲の新しい枝に更新します。

 

①〜③の手順に従って剪定する。
枝分かれの数を減らして各枝を充実させる。

 

監修:千葉大学環境健康フィールド科学センター 助教 三輪 正幸

1981年岐阜県生まれ。千葉大学環境健康フィールド科学センター 助教。 専門は果樹園芸学。 教育研究に加え、「NHK趣味の園芸」の講師をつとめ、家庭でも果樹を気軽に楽しむ方法を提案している。 著書「剪定もよくわかる おいしい果樹の育て方」、ほか監修書など多数。

びわ【鉢植え】の育て方のページです。
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