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栽培管理|コスモスの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

コスモスの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

コスモス写真

 コスモスの原産地は、メキシコの高原地帯ですが、今ではすっかり、日本の秋の風景になくてはならない植物になりました。全国各地の空き地や休耕田などにタネがまかれて、地域の秋を彩っています。  花色は、白、赤、ピンクなどがあります。一重咲きが一般的ですが、最近は八重咲きの品種なども出回るようになりました。  コスモスは、昼間の時間が短くなり始めると開花する、短日植物です。ですから、春にタネを

管理

水やり

 花壇などに植えている場合は、乾燥期間以外は、雨水だけで大丈夫です。元々乾燥地域の植物なので、ある程度の乾燥には耐えることができます。

 鉢植えで栽培している場合は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。

肥料

 タネをまいて育てている場合は、本葉が出てきたころに粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、1m²当たり150gを表土にパラパラまいて施します。鉢植えでは、用土1ℓ当たり5gの同様の肥料を、土の表面にばらまいて与えます。

 また、花壇や鉢に苗を植えつけるときも、同様、同量の肥料を施しましょう。

 なお、肥料を施し過ぎると株が徒長気味になり、倒れやすくなるので注意しましょう。

置き場所

 コスモスは日当たりのよい場所を好みます。明るい日陰などで栽培すると、徒長して倒れやすくなります。また、蒸れると下葉が落ちるので、風通しのよい場所で育てましょう。

ふやし方

 こぼれダネでもふえますが、タネまきでふやします。秋についたタネを採種して、紙袋などで保存し、来春~夏にまきます。なお、F1品種の場合はタネを採種してまいても、親と同じ花が咲きません。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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